カートンに入っているコーヒー瓶の目視検査
兼松株式会社 食品第一部 飲料・酒類課 様
はじめに
兼松株式会社 食品第一部 飲料・酒類課では(以下、「兼松 食品第一部」)では、検品作業の効率化のため、AIPENETを利用しています。
今回、飲料・酒類課 齋藤課長、古賀社員に導入の背景や効果について、インタビューをしました。
AIPENETの導入背景
弊課では2019年より大手コーヒーチェーンブランドのインスタントコーヒーの海外製造、輸入を開始しました。
国内製造品とは異なり、海外製造品ならではの印字のズレや、商品ラベルの剥がれ、海外からの輸送中に発生する瓶のひび割れなど、外観上の不良品が多く発生していたため、出荷前に全ての商品の検品を手作業で行っていました。
商品の特徴上、秋から冬にかけて需要が伸びるのですが、時期によって安定的に人員を確保できないという課題に直面していました。
サステイナブルな検品体制を構築するには、人員確保に加えて、一定の作業品質を保つことが必要不可欠だと考えていたところ、兼松の他部門からAI技術を活用した目視検査に関する提案を受けました。
日頃から検品時に発生していた不良品の写真を利用できたので、試してみるだけでもと思い、PoC (Proof of Concept)を実施することにしました。
AIPENETの選定理由
PoCの結果、これまで目視で行っていた目視検査をAIによって行えることが確認できたので、人員確保の課題を解決するためにも、AIとロボットの導入を検討することにしました。
そして、導入を決定したのは、ロボットなどのハードウェアとAIをまとめてサブスク形式で利用できたからでした。
初期費用を大幅に抑えられるのは魅力的でした。
AIPENETの導入効果
AIPENETの導入後は、人の手に頼っていた選別作業の大部分をロボットに移管し、人員を削減することができました。また、外観の様々な点に注意し検品する必要があり、人によってチェック基準が違うため検品の品質にバラつきがありましたが、AIによって選別精度が大きく向上し安定した品質を保つことが可能になりました。