kg ネクストエンジン

CASE

導入事例

経営環境の変化に柔軟に対応できる体制を構築し、ビジネスモデルの変革を実現!

■事業概要

食肉(主に牛肉、豚肉)の販売、食肉加工製品の企画・販売
調味料(たれ・ソース)の企画・販売、バーベキュー用品・レジャー用品の販売

■はじめに

肉専門のECショップを複数運営されている株式会社フーズアイ(以下、「フーズアイ」)様では、出荷業務の効率化を目的に長年ネクストエンジンを利用されています。今回、フーズアイ代表取締役の青山様、EC事業責任者の折戸様にお話を伺いました。

■貴社のビジネスについて教えてください。

当社は輸入牛肉を中心に原料を仕入れて、製品の企画を行い、委託加工して出来上がった製品をお客様に販売しています。ローストビーフ、牛タン、サイコロステーキ等、委託する製品によって、数多くの協力工場の中から最適な工場を選んで製造しています。
当初は外食・業務卸・地場スーパーなどB2B向けのビジネスを展開していましたが、新たな事業の柱をつくることを目的に、2007年頃からB2C向けのEC事業を開始しました。そして現在、カナダ産牛肉の専門店である『カナダビーフ館』、厳選した世界のお肉を紹介する『肉卸直営ワンダーランド』という店舗を楽天市場、Yahoo!ショッピングで運営しています。

■導入背景を教えてください。

カナダビーフ館の運営を始めた頃は、1ポンドステーキ、厚切り牛タン、ローストビーフ、厚切り骨付きカルビの4品を販売していました。毎日のように試食や試作を重ねて研究してきた肉の解凍方法・焼き方・食べ方をお客様にわかりやすく提案し続けた結果、ローストビーフの販売数が伸び、程なくして、厚切り骨付きカルビがヒット商品となりました。そして、1件ごとに手作業で出荷処理を行うことが難しいと感じるようになっていたところ、EC事業専門のコンサルティング会社からネクストエンジンを利用することで課題を解決できるという助言があったので、導入することにしました。

■どのような効果がありましたか?

―出荷業務の効率を大幅に向上、少人数で対応可能に

ECモールが提供する店舗運営システムは、1件ごとに出荷処理を行うことはできますが、多数の出荷データをまとめて処理することができません。ピッキングリストの作成、送り状の印刷など、1件ごとに対応する必要があるので、注文件数が増えてしまうとどうしても手間がかかってしまいます。

ネクストエンジンを利用すると、多数の出荷データのステータスを一括変更でき、お客様への御礼メール送信、ピッキングリストの作成、送り状の印刷など、一連の処理を自動化できるので、少人数で多数の出荷処理を行えるようになりました。熨斗(のし)の要望にも対応できるので、とても助かっています。

―急激な販売増加など、変化に対応できる体制を構築

当社では、担当者がネクストエンジンを利用して出荷データの処理を行った後、お客様に配送されるまでの一連の作業をアウトソーシングしています。倉庫での在庫管理・出荷・発送などの作業は、自社で行うのではなく、その知識や技術を有するプロに任せた方が作業の品質・効率が高くなると考えているからです。

少し前に遡りますが、ある漫画家が週刊誌で、当社の1ポンドステーキがお気に入りであるという記事を書いてくれたおかげで、急激に注文件数が増えたことがありました。また、最近では、新型コロナによってECの注文件数が大幅に増加、消費者購買動向・働き方などビジネス環境の大きな変化がありましたが、いち早く、ネクストエンジンを導入して、アウトソーシングを活用していたので、このような変化にも迅速に対応することができました。その結果、楽天市場でグルメ大賞を受賞できるなど、多くのお客様から高い評価をいただいております。

■今後の展開について教えてください。

―首都圏を翌日配送可能エリアに

ヤマト運輸による配送体制の見直しによって、2023年6月から一部区間で宅急便などの到着が1日遅くなりました。当社は本社のある広島県から発送しているのですが、この配送体制の見直しによって、首都圏エリアのお客様に翌日に届けられなくなってしまいました。

そこで、首都圏エリアのお客様の翌日配送ニーズにお応えするため、発送元の倉庫を広島から大阪に変更する準備を進めています。ネクストエンジンを利用して業務のDX化が行われていたこと、アウトソーシング先が大阪にも倉庫を保有していたこともあり、スムーズに発送元倉庫も変更ができると見立てています。

■最後に一言お願いします。

―ひとつひとつの積み重ね、継続的なキャッチアップが重要

EC事業への参入から15年間経ちましたが、主要なプレイヤーが目まぐるしく変わるなど、非常に変化が激しい業界であると感じています。消費者の購買動向、アピールの仕方・コンテンツの在り方など、どんどん新しくなるので、常に最新情報を仕入れ、キャッチアップをし続けなければなりません。そのためには、ITツール等を活用しながら業務効率化を進め、キャッチアップのための時間をつくる必要があります。
EC事業では、ひとつひとつは小さなことでも、積み重ねていくことが重要です。これまで蓄積してきたノウハウを強みに、これからも更なる成長を目指したいと考えています。

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