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在庫管理にかかる時間を抑えて本来やるべき業務の時間を確保

はじめに

愛知県丹羽郡にある丹羽広域事務組合消防本部では、救急資器材の管理を目的にKG ZAICOを利用しています。

今回、救急担当の玉森様にKG ZAICOの導入背景や導入後の効果についてお話を伺いました。

現在の担当業務の概要を教えてください。

私は消防署の救急担当として、救急要請時の出動や隊員の教育、救急資器材および予算の管理を担当しています。私たちの消防本部には1つの消防署と2つの出張所があり、年間約2,800件、1日平均すると7~8件の出動があります。規模的に各担当の職員数が多くないことから、救急担当だけでなく警防担当も兼務しています。

KG ZAICOの導入背景を教えてください。

近年、救命士による救急処置の高度化・多様化に伴い、使用する救急資器材の種類が増加しました。これにより、約100種類、合計数千点の在庫を抱えるようになり、その管理が煩雑化していました。月1回の在庫調査にはエクセルを利用していましたが、出動があると作業が中断してしまうので、簡単に情報を登録できる手段を探していました。

また、新型コロナウイルスの影響で、アルコール消毒やマスクなど在庫の変動が大きい資器材も増え、従来の管理方法では限界があると感じていました。

数あるサービスの中からKG ZAICOを選定した理由を教えてください。

一番の決め手は、導入コストでした。端末さえあれば初期導入費用が不要で、他社システムと比較して利用料も非常にリーズナブルでした。

また、他の消防本部での導入事例が複数あり、実際に無料トライアルを試したところ、職員からの反応がとても良かったため、導入を決定しました。

KG ZAICOを導入した効果、満足している点について教えてください。

在庫データの入力ミスが激減

エクセルを利用していた際は入力ミスが多く、月1回の調査時に実在庫とエクセルの数量が合わないことが頻繁にありました。

KG ZAICOでは、場所を選ばずデータ登録できるため、作業の中断がなくなり、数量が合わないという問題がほとんど解消されました。その結果、データの修正が必要なくなりました。

棚卸の作業時間が激減

以前は、どの救急資器材なのか特定が難しいことがありましたが、KG ZAICOでは、写真を確認しながらその場で在庫の数量を登録できます。

これにより、棚卸の時間が大幅に短縮されました。

 

発注点管理機能によって、発注にかかる時間を大幅削減

以前は定期的に在庫数量をチェックし、不足しそうな場合に発注するという運用をしていました。

KG ZAICO導入後は、発注点管理機能により、発注点を下回った際にアラートメールが送信されるため、そのタイミングで発注するようになりました。これにより、在庫数量のチェック作業が不要になりました。

このように、在庫管理に関する業務時間が全体的に短縮され、訓練の時間を増やしたり、本来の業務に集中できるようになりました。
 

 

今後の業務や運用における展望について教えてください。

現在、救急資器材に加えて、警防担当が使用するロープや手袋もKG ZAICOでアカウントを分けて管理しています。各担当者が必要な情報にアクセスできるため、非常に助かっています。これ以外にも、AEDやストレッチャーなど、他の備品も同様に管理するため、アカウントの追加を検討しています。

さらに、期限アラート機能の設定範囲を広げ、より多くのアイテムでこの機能を活用したいと考えています。AEDなどの備品にも耐用年数があるため、この機能によって、より効率的な在庫管理が可能になることを期待しています。

そして、現在は一部の職員のみがKG ZAICOを利用していますが、今後は全職員が利用できるようにし、タイムリーに在庫情報を共有できる体制を整備したいと考えています。

 

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