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アナログ管理に終止符! 動物病院の在庫管理DXとは

はじめに

株式会社TYL(以下、「TYL」)は、「ペットの家族化推進」をミッションに掲げ、獣医師の人材紹介サービスや動物・ペット業界に特化した求人サイトの運営、さらに動物病院の運営を手掛けています。
今回は、動物病院における在庫管理の効率化を目的として、TYLが1年以上にわたりKG ZAICOを導入・活用している事例をご紹介します。
動物病院の運営を管掌し、獣医師でもある藤野様に導入の背景やその効果についてお話を伺いました。

KG ZAICOの導入背景を教えてください。

動物病院では、医薬品や消耗品、さらには販売用商品など、多岐にわたる品目を管理する必要があります。以前は、使用した医薬品や販売した商品の在庫数を紙に記録し、数日に1回まとめて発注するというアナログな運用を行っていました。
動物病院は労働集約型のビジネスであり、業務効率の向上は経営の重要な課題です。より良い病院運営のためには、業務を一つひとつ見直し、デジタル化を進めることが不可欠だと考えました。
その第一歩として、在庫管理のデジタル化に着手し、KG ZAICOの導入を決定しました。

陳列された販売用商品

数あるサービスの中からKG ZAICOを選定した理由を教えてください。

在庫管理の効率化を図るにあたり、当社が求める機能を備えたシステムを前提に4社を比較検討しました。その中で、 最もコストパフォーマンスが高く、導入しやすかったのがKG ZAICO でした。
リーズナブルな価格でありながら、 スマートフォンやタブレットでの利用が可能で、直感的な操作性を備えていた点も大きな決め手となりました。

医薬品

KG ZAICOを導入した効果、満足している点について教えてください。

スタッフが医薬品を探す時間を短縮

診療時に医薬品の在庫を確認したり、必要なものを取りに行くことは頻繁にあります。しかし、約1,000種類の医薬品を管理する中で、使用頻度の低いものや特定の場所に保管されているものは、すべてのスタッフが把握できているわけではありません。
KG ZAICOを活用することで、医薬品の保管場所を即座に確認でき、登録した写真を参考に素早く特定できるようになりました。その結果、探す時間が大幅に短縮され、業務効率が向上しました。

KG ZAICOアプリ 在庫詳細画面

使いやすく、引継ぎもスムーズ

入庫・出庫時にバーコードを読み取るだけで登録が完了するため、操作は非常にシンプルです。紙での管理と比べると、システムへの登録という工程が増えましたが、直感的に操作できるため、負担にはなりませんでした。
また、新しいスタッフが加わった際も、運用ルールを理解するだけで、すぐに在庫管理業務を担当できるようになります。そのため、業務の引継ぎがスムーズに進み、病院運営の安定化にも寄与 しています。

棚卸業務の負担を大幅に軽減

以前は、 毎月1回、病院を半日休診にして棚卸を実施 していました。紙に在庫を記録し、後からエクセルに手入力する作業に時間がかかり、大きな負担となっていました。
KG ZAICO導入後は、スマートフォンのアプリを活用することで、リアルタイムにデータを入力できるようになり、棚卸の時間を大幅に短縮 することができました。
さらに、日々の業務の中で在庫情報を即座に確認・更新できるようになったため、棚卸の頻度も四半期に1回へと削減できました。これにより、業務負担の軽減と業務効率の向上を同時に実現することができました。

今後の業務や運用における展望について教えてください。

デジタル化を加速し、さらなる業務効率化へ

KG ZAICOの導入により、入庫・出庫の情報が可視化され、デジタル化の第一歩を踏み出すことができました。
冒頭にも述べたように、動物病院は労働集約型のビジネスであり、業務効率の改善は喫緊の課題です。
「ペットの家族化推進」というミッションを実現するために、ICTの活用をさらに推し進め、省人化・自動化を進めていきたいと考えています。
これにより、スタッフが本来の診療や接客に集中できる環境を整備し、より良い動物医療の提供につなげていきたいと考えています。

取締役で獣医師でもある藤野様

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